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    ローゼン(お父様)の正体

     ローゼン(お父様)は無意識の海やnのフィールドでさまざまな姿を見せています。お偉い哲学の先生、サンジェルマン伯爵、カリオストロ伯、ローゼンなどの名称で呼ばれ、姿は人間の形やシュルレアリスムな容姿、形のないものまでたくさん見せてきましたが、どれも「こういう存在だった」というだけであやふやな点が多い謎の人物です。
     そんなローゼンをこれまでの情報からどんな人物だったかを見ていきたいと思います。

    ・お偉い哲学の先生
     哲学者で肌身離さず人形の入った大きな鞄を持ち歩いていた人物というと「我思う、ゆえに我あり」で有名なルネ・デカルトがそれに当たり、持ち歩いていた人形は自身の娘フランシーヌに似せたものであるとの話があります。娘を亡くしたローゼンがローゼンメイデンを創りアリスゲームを終わらせるまでの年表はここが始まりだと思われます。

    ・サンジェルマン伯爵
     錬金術で不老不死を得て、その昔シバの女王やソロモン王と話したことがあると噂されるサンジェルマン伯爵については、その経歴よりも不老不死伝説や錬金術が有名です。錬金術といえば賢者の石。ローゼンメイデン作中ではこのサンジェルマン伯爵の時にローザミスティカの生成に成功しており、ここから生命を容れるための人形作りが始まります。

    ・カリオストロ伯
     投獄されてからも木を削り人の形にくり抜く生活を送る“カリオストロ伯”。首飾り事件で有名な彼ですが、その後ローマで逮捕されたあと宗教裁判に掛けられ終身刑を言い渡され1795年に獄死します。しかし、その死後も各地で彼の目撃情報が絶えなかったこともあり、もしカリオストロ伯=ローゼンなら不老不死により生きててもおかしくはないわけです(現実と物語の区別がついてない方がおかしいとか言ってはダメです)

    ・人形師ローゼン
     不明。

    ・幼少時代のジュンと会った時のローゼン
     山高帽を乗せている上半身は緞帳のついた劇場を模した箱を大きな布で覆われ、手足はラプラスの魔のような黒いスーツと白手袋で身を包む謎の人物。異常さが際立つその姿の元ネタはルネ・マグリット作“臨床医”でしょう。臨床医.jpg

     体には鳥以外の中身が無く、かごの柵は開けられているが出ていかない鳥たちを上半身に持つこの男性は旅の途中であるようにも見える。自由な空へ飛びだたない鳥と自由に旅をしていると思われる男性との対比が面白いです。ローゼンの上半身は“臨床医”のそれ以上に中身がなく、本当に『空っぽ』です。10巻で顔のないローゼンが登場してローザミスティカ(砕けてしまった心の欠片=ローゼンの想いや娘の記憶など)を人形に入れるシーンがありますがこれと同じように『空っぽ』を表現した姿と考えられますし、また、ジュンが天蓋の大時計をローゼンそのものである『心臓』と表現していた点と、自身の箱で人形劇を披露していたことから、自分を劇場舞台にし高い視点から物語を作り見ていく者であるのだと表現しているとも考えられます。

     人形師、錬金術師、形而上の存在など様々な姿を持つローゼンについてこれからまた詳しく描かれるのかローゼンメイデン0-ゼロ-のこれからに期待です。


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