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    ローゼンメイデン0-ゼロ-第8階感想

     ウルトラジャンプ12月号の表紙はとてもセクシーで表紙映えする水銀燈ですが、その表紙をめくるとそこにはかわいらしいポーズをとりレトロな雰囲気の文と薔薇に包まれた翠星石のピンナップが!
     コミックス1巻の発売もありますし双子でのピンナップになるかと思われましたがこれは翠星石好きの1人として素晴らしいのひとことしかないです。翠星石ひとりだけが描かれているイラストはあまり多くないですしPhase10の祈るシスターのような雰囲気やPhase24の親しい人に向ける日常的な微笑み、TALE12の強気で自信のある表情とも違ったピンナップらしいポスターイラストとして最適な1枚となっています。翠星石は他のドールよりシルエットが大きいため表紙だとタイトル文字などとの収まりが悪くなりそうで翠星石が表紙を飾ることはないのかなと気にしていましたが今回のピンナップを見て翠星石が映えるような形に収めているのを見てそれぞれに合った活かしかたあります。表紙の水銀燈のポーズはベッドの上などで取ることがあるかもしれないですが、ピンナップの翠星石のそれは普通ならば取ることのないポーズであり読者の発想の上をいく新鮮さがこれにはあり、翠星石に惚れ直す一枚となっています。


     さて本編。兎頭を追いかけた先で翠蒼探偵団が見つけた幼女はやはりお敏さんの娘だったようで、お敏さんは菊たち3人(人形'sは建物のカゲにかわいく隠れてます)に涙を流し感謝して娘の下へ戻ります。その後人形'sが出てきて兎頭の話に戻ります。兎頭を追いかけた先の活動写真館で姿を消し、そこには行方不明の子供がいてそのそばには人形用の下駄が落ちていた。活動写真館に何かあると踏んだ翠蒼探偵団は明日もう一度突撃……の前に蒼星石は結菱の屋敷に泊まることになりました。
     
     翌日、活動写真館に聞き込みに来た翠蒼探偵団は受付(モギリ)や弁士(オカマ)に人さらい(兎頭)の話を聞くもそんなものは知らないし裏口の鍵も弁士がいつも持ち歩いているため外部者の出入りはありえないと言われ捜査は振り出しに戻ります。

     活動写真館への捜査後、坊ちゃんは十二階で水銀燈と逢引。兎頭のこと、双眼鏡のこと、第ゼロドールのこと、坊ちゃんの望みは真紅に会うことについて水銀燈を語り合いながら変態的に水銀燈へアプローチします。同じ頃、翠星石は菊に坊ちゃんとの関係も結婚へ向けてステップアップさせるべきだとイイ顔で話し、せっかくなら髪型も変えたらどうだと持ちかけますが菊は間がごっそり抜けてるだの身分違いだのと照れ照れです。華と蒼星石の方はというと、捜査にくたびれた華をねぎらいお茶を淹れ洗濯物も畳んでおいたりと紳士的にマスターに尽くします。捜査が振り出しに戻り残念そうな華が双眼鏡をのぞいたら双眼鏡の中で誰かと目が合った気がしたと恐怖におびえます。

     数日後、お敏さんは元気になったという娘のタツを連れ坊ちゃんと菊へお礼を言うよう促しタツが振り向くとその目には包帯が巻かれており医者の話では一時的ショックで二・三日は目が見えない様子らしい。そんなタツに坊ちゃんは好きなものを屋敷の食堂でご馳走してあげることにします。すると部屋のカゲに隠れていた翠星石と蒼星石がタツに近寄り遊び相手になってあげると話しかけ、何して遊ぶかという蒼星石の問いにタツは「おうた歌って!あの歌うお人形みたいに…」と奇妙なことを言います。歌う人形を不思議に思い詳しく聞くと、行方不明になった日、歌う人形をどうしても見たい友達と一緒に見世物小屋に行くと客引きに大人には内緒でこっそりと裏から入れてもらいます。その歌を聞き友達のほうへ顔を向けるとそこには兎頭がいてそれに捕まりどこかに連れてかれ気が付くと眼医者が眼の検査をするようにペンライトのようなもので光を当てられていたと話します。……すると大荷物を抱えた華が「話は聞かせてもらったわ!」大きな音を立てドアを開きやってきました。

     食事も終わり改めて捜査に向かおうと支度をする翠蒼探偵団ですが菊はいつもの和装ではなく華が見立てたモダンな洋装に身を包み見世物小屋へ向かうが歌う人形の出し物はすでに終わっており、冷やかしと思われた翠蒼探偵団は門前払いされてしまいます。金でも握らせれば良かったなどと話していると、そこに前回下町での捜査で建物のカゲに隠れていた女性が翠蒼探偵団に話しかけ、小遣いがもらえるなら中を見せても良いと誘います。「コドモには内緒よン?」


     やはり兎頭は人さらいで、それは子供をさらいその子供の眼に何かをしているようで目を開く前に顔を砕かれてしまった第ゼロドールや華と双眼鏡で目があった『何か』との関係があるのでしょう。人形からは記憶を、人間の子供からは眼を奪う第ゼロドールと兎頭(たぶんラプラスの魔)はかなり厄介な組み合わせだと思います。そして一連の事件の元凶は自分だということが水銀燈の口から話され、物語の相関図ができてきました。

     今回は捜査が主な話のため人形より人間たちがよく動いており、捜査活動ではまた多くのキャラの濃いキャラクターが登場し、坊ちゃんはどんどんキャラ崩壊していきます(これが素なのでしょうが)。名探偵七ツ道具を見せるシーンは腹立つほどイイ顔してるし水銀燈との会話では「殺すわよ」と言われても照れながら本望ですと言わんばかりの表情を見せるしこのままだと坊ちゃんが変態になってしまいます。世間知らずの金持ち病弱ドM野郎ってもうどうすりゃいいんだよって感じですし、二次創作での面白男性キャラは確定してしまったと思われます。

     人形に焦点を当てると双子のかけあいで可愛さや笑みがこぼれます。人形は職じゃない(そもそもなぜ職と思っていたのか)、蒼星石のお泊り(超見たい)、それを反対されたときの蒼星石の悲しい顔(超見たい)、オカマの弁士に興味を持たれ震える蒼星石、相変わらずそっけない水銀燈、結婚を提案する翠星石のキラキラした目、タツに元気になってもらおうと明るく接する双子、髪を下ろし洋装に身を包む菊をモチャと言い毒を吐く蒼星石などちょっとしたシーンで捜査とのメリハリが効いていて最後まで楽しく読める回になっています。

     坊ちゃんの今後が心配です……。


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